就職活動

2005年03月03日

IBM東京基礎研のオープンハウスに行ってきた

IBMの東京基礎研究所(TRL)のオープンハウスに申し込み,参加してきました.
対象者が来年度のM2,D3ということで,つまりは研究所の会社説明会ということ.

誘ってくれたboro2さん,yoshikiさんと調布駅で集合だったのだが,早速遅刻してしまう.載る予定の電車には間に合ったのだが,むむ,申し訳ございませんでした.

調布→京王永山→小田急永山→新百合ヶ丘を経由して中央林間で下車.てくてく歩いて,スーツ姿の人たちについていってTRLに到着.警備の方に声をかけて入場.

前半は講演形式のセッション.

久世和資所長によるIBM基礎研究所の概要.世界のIBM基礎研究所や,その中でのTRLの位置づけ,ODIS(研究員のビジネスコンサルティングサービスへの出向)などの話.時間がオーバしてキリのいいところで打ち切られてしまった.

続いてDM(何の略か忘れてしまった……)の丸山宏氏による「研究員キャリアのご紹介(プログラムより)」.「ITはコモディティ化している」という主張への反論(Blue Geneのようにコアの技術,コア周りの技術もどんどん広がっているし,現在のIT市場は1.1Tドルだがビジネスプロセスの変革という1.0Tドルの市場に新たな機会が見える),IBMのアイデンティティは「every client's success」(かつては「every customer's satisfaction」だった)であるという話,コンサルティング路線が研究に与える影響(現場に出よ,耳を傾けよ,経営者の立場で考えてみよ),研究の流れ(アイデア>特許>論文>ソリューション>製品),研究員の心得(高いスタンダードを持て,常に勉強はしろ,目標とする人は誰か?),学生に向けての提言(英語は必須,2つの得意エリアを持て(エリア間の空白部にチャンスがある)).ネットで調べてみると氏はIBMのソフトウェア・エヴァンジェリストでもある.

そして実際のプロジェクト紹介として高木啓伸氏の『aDesigner』の紹介.ってWISS2004でも発表していたわ.アクセシビリティとは何ぞやという話,入社当時はアクセシビリティリサーチグループはプロジェクトリーダの浅川智恵子氏とあわせて2名だけだったという話,ホームページリーダーはTRL発のソフトウェアだという話,IBMの最新製品を90日間限定で無料利用できる「alphaWorks」の紹介,aDesignerの話(これはWISS2004で聞いたやつとほぼ同じ),入社後すぐに英語のプレゼンをさせられるので英語は必要だよという話.IBMは世界を相手にした研究ができる(村田真氏のXMLや丸山宏氏のJava&XMLなど)という話.

ここで休憩.

高木さんの発表の最後で「IBMは世界を相手にした研究ができる.逆に世界を相手にしない研究はできない」という話が出て不安に.今のところ日本語に特化してるしなあ自分…….

思い切って休憩中に高木さんに挨拶して直接不安をぶつけた.高木さんから「あれなら全然大丈夫でしょ,他言語に対応するところだけ色々作ればいいんだから」との言葉.ありがたい.それよりも名刺を渡して「WISSで発表させていただきました」と挨拶をすると覚えてくださっていた様子だったのが驚き&ありがたかった.

後半はパネルとデモによるプロジェクト紹介セッション.

最適化のパネルでは「巡回セールスマン問題」なんて言葉が現実の問題として登場していてちょっと驚き.

うちの研究と関連しそうな(研究テーマにダイレクトに絡まなくても応用しそうな)ところではXML処理高速化技術Deltarser,エージェントサーバを用いた業務システム基盤技術など.

一通り全部見て説明を聞いてまわっていたら時間が足らなくなってしまい,生医学文献からの知識獲得(テキストマイニング)をあまり深く聞けなかったのが残念.一番自分に関わりそうなところじゃんか.

途中参加者を複数グループに分けてオフィスツアーが挟まれる.てくてく歩いてオフィスを色々見学.とても静かだ.パーティションで区切られた研究員スペース,ガラス張りの所長室(さっきまで発表してた久世所長がThinkPadに向かって喋っていた.テレビ会議か?),コンセントがミーティングスペース,ライブラリ,畳とダーツとMDコンポとマッサージチェアが置かれたリラクゼーションルームなどなど…….オフィスだなあ.海外からの客人をもてなすための和室なんてのもあった.窓の外は喫煙スペースだったけど(笑).建物内は禁煙なので,社員の何人かが外でタバコを吸っていた.結構スモーカがいるなあ.

最後に質疑応答.採用プロセスとか求める人材とか.自分も自分の研究分野(テキスト系)にどれくらい力を入れているか質問.生医学文献のほかにコールセンターのログから知識発見するプロジェクトをやった,とのこと.

以上.

オフィスの様子や具体的な研究プロジェクトを生で見ることができて非常に有意義であった.ホームページやプレスリリースだけじゃ分からないことがこれだけあるんだなあ,と思った.今まで企業説明会の類にはまるで行ったことがなかった(学内のOB説明会で十分だと思っていた)けど,今回のオープンハウスで自分の心構えが変わったように思う.今後も希望するところには積極的に見に行かねば.

と,『中村屋』のラーメンをすすりながら思うのであった.

2005年01月25日

松下の学内説明会に行ってきた

4限が終わって研究室に戻ると,井原から「6時から松下の説明会があるから行かないか」と誘われる.これまで大学の就職説明会をことごとくぶっちぎってきたが,さすがにそろそろ一つは出ておかないとまずいかな,と思い参加.

会場は満員だったが静かで固めの雰囲気.それは松下の就職担当の方やインターンシップに行ってきた学生にも指摘された.これは電通大の長所でもあり勿体ないところでもあるんだろうなと自分は思う.身の程をわきまえすぎというか.

企業説明や欲しい人材といった話の内容は非常に大まかでまさに説明会といった感じだった.毒にも薬にもならないというか,んー.しかし説明会や見学程度では企業の中身を見ることができないというのはどこの企業も一緒なんじゃないかと思う.一個しか行ってないから断言はできないけど,以前研究室公開をやろうと提案して窘められたという経験もあるし,入るかどうかも分からない学生にホイホイと企業内部のことなんて言えるわけないだろうし仕方ないと思う.

でも,だとしたら自分たちはどうやって企業を選んだらいいのだろうという気分にはなる.

ともあれ一度はこういう説明会に行ったことで気分を切り替えられるんじゃないかという薄い期待を持ち気味になれたことは結果的に良かったんじゃないかなと思う日もある.要するにさっさとエンジンをかけろ自分ってことだ.