講義やTAの感想
2005年03月01日
渡辺坦先生の最終講義
『コンパイラ・インフラストラクチャへの道』を聴いてきた.
先生の専門であるコンパイラの過去から現在に至る技術的な話に終始するのかな,だとしてもそこらへんの知識が希薄だから歴史を概観するためにも聴いておくべきかな,などと思っていたがどっこい,渡辺先生の半生を振り返る内容で非常に面白かった.
ゼノンの「アキレスと亀」のパラドックスに思考をめぐらし日課の草取りをやらされながら自分なりの回答に思い至ったときの衝撃から数学を志した中学時代.
京都大学の数学科に入ってから周りの優秀さを思い知って「こりゃ数学はだめだ.」と当時小さかった日本IBMに入社(途中,日立に転職(?))しコンピュータ業界へ進んだ大学時代.
問題への取り組み方を半年で一つの定理しか教えてくれなかったことで示してくれた恩師.
入社後コンパイラの製作にまわされ,皆が毎回同じようなバグに悩まされていたところへバグの共通性とデバッグのノウハウ化を提唱し「じゃあお前がやってみろ」とデバッグノートを作成した話.
機種が変わるたびに新しいコンパイラを作っていた当時「コンパイラの共通基盤を作っておけば開発効率は上がるはずだ」と主張「嘘つけ」「ホラ吹きタンさん」と言われながら木構造によるソースコードの中間構造を考案した話.
少ないコストで大きな売上を達成することを至上とされた企業から電通大に移ったとき「業績をあげなくてもクビにならない!」と逆カルチャーショックを受け,コンパイラの基盤技術に専念することを誓った話.コンパイラのインフラを作るCOINSプロジェクトが国に採択された話.
周りがCOINSの足回りや各言語への対応を進めるさなか,自分はやっぱりバグを作り続けていた(ソースにバグを入れていたわけではなく色々サンプルを書いてはバグを発見していたということ)という話.
コンパイラにおける配管や道路のようなインフラを作るプロジェクトの中でも自分はインフラのインフラを作るいわばモグラ(花粉症モグラ(笑))であったという話.
研究にいそしむ"Moonlight Worker","Holiday Worker"であった自分がどうやって諸会議をサボっていたかという話(!).
最後の会議をどうやってサボっていたかの話はとても衝撃的で会場は爆笑.あの温厚な先生がスライドの中でイヒヒと微笑む姿に人の持つ奥深さを思い知った.うちの先生も「坦さんがあんなことまで……」とちょっとショックだったみたいだ.
全体を通じてのメインテーマは「言い続ければ,機会がある」だった.先生を見習って,やりたいことは根気をもって言い続けてやろう.そうすればいつか「だったらお前がやれ」となるときが来るはず.
スライドの中で文字の大きさやレイアウトを巧みに使ってたのが印象的.こんなに芸が細かい人だとは思わなかった.またスライドを彩る花や虫の写真が発表を和ませていたが,あれは出典が明記されたもの(辞書からのコピーとか)以外は全部先生本人の撮影とのこと.後の懇親会で"Moonlight Worker"で満月を背にしてPCの前に座る先生の姿などは先生の奥様が撮ったものであると分かる.そうそう,奥様が本講義を「最初で最後の講義」として聴講していたのである.懇親会のスピーチでいわく「最終講義の準備だといって「月が入るように撮ってくれ」とか「モグラが土を掘り返したところを探す」だの一体どんな講義になるんだろうと思った」.そりゃそうだ(笑)
振り返ってみると,先生の温厚でお茶目な人柄が思われる.去ってしまうのは惜しいなあ.まあ来年度は非常勤で言語処理系をやってくれるんだけど.もう後輩には坦さんの真似をやっても通じないんだよなあ,残念(そこかい).うまくない.むにゃむにゃ.
2004年10月19日
後期履修科目
履修
- ディスコミュニケーション特論(中島)※H科
- ヒューマンインタフェース特論(角田)
- システムソフトウェア特論(河野)
聴講
- 記号処理特論(竹内)
ディスコミ特論は別に植芝利一の人となりを徹底分析したりとかはしない.中島義道氏の講義.
記号処理特論は竹内郁雄氏の講義.しょっぱなからゲーデル数とか定理・公理の話とか,楽しいのだが絶対単位は取れなさそうなので聴講にする.証明とかパズルとか,馬鹿にはそういうのは無理だ.
前期成績
優
- 計算機工学基礎論(阿部)
- プログラム言語基礎論(岩崎)
- ソフトウェア基礎特論(岩田)
- マルチメディアコンピューティング特論(尾内)
- 言語工学特論(古郡)
- 言語処理系特論(渡邊)
- ベンチャービジネス特論(森崎)
良
- アルゴリズム基礎論(武永)
- 最適化法特論(村松)
まあ,良はレポートの出来からいって納得.
とにかく全部取れてよかった.地獄の7,8月が報われるというもの.
これで修論以外の必要単位である主専攻科目18単位はぴったり埋まったことになる.のかな?
2004年08月04日
レポート同時提出
プログラム言語基礎論とアルゴリズム基礎論のレポートを提出する.
なんとプログラム言語基礎論は〆切2週間前の提出だ! 俺史上初!
内容についてはもう許してくれ!
論文〆切が8/31なんだ! まだ実装も始められてないんだ!
2004年08月03日
アルゴリズム基礎論レポート
気がついたらアルゴリズム基礎論のレポート〆切が明日に差し迫っていた.
10分で考えたアルゴリズムに,穴だらけの近似率を求める.
あいまいな言葉でタブーソートを使ったスケジューリングの概要を書く.
終了.ひどいもんだ.
でも僕は理系として最低限の閃きを持ち合わせていないんだ.仕方がないんだ.業界ゴロなんだ.業界ゴロにでも成れるなら立派なもんだな.がんばろう.
2004年08月02日
プログラム言語基礎論レポート
eclipseと格闘.
課題はJavaで書かれたScheme処理系にwhile文とbreak文を追加するというものと今年のACMプログラミングコンテストの予選問題Cを解くプログラムを前述の処理系で動くSchemeで書けというもの.
一つ目は実質Javaのコードを書くだけなのでちゃちゃっと終わらせたが,後半が難儀する.
はじめは普通に考えたが,理系として最低限の閃きを持ち合わせていないため頓挫.
ネットでざっと探してみたところACM常連参加の人たちやOBの人たちがWikiを使って問題の講評やら自分の作った解答やらを披露.
いきり立ったキツリツブツを自慢げに一般公開する男性の感性を俺は完全に
疑わない.最高.ありがとう.
でもみんなCで書いてあったのでこれをSchemeに移植中.
しかもいとも簡単に再帰を使ってる.担当のI先生によればうちらが使うScheme処理系,再帰は苦手でえらく遅く,最悪スタックフローを起こすので,前の問題で作ったWhileを利用するといいよという話だったので,この再帰をWhile仕様に直さねばならん.
とりあえず再帰バージョンをSchemeで書いてみる.動いた.確かに遅い.入力1つで出力に10秒くらいかかってしまう.しかも,ACMのページにあった入力サンプルはどれも何百個単位である.つらいのでWhileバージョンを考える.
しかしプログラムを書き換えるというのは結局プログラムの動作を理解しなければならない.うんうん言いながらプログラムの流れを必死で把握.それならば始めから自分で作ればいいだろうとおっしゃるだろうが,そもそも思いつかないものなのだから人のを読んで唸るほうがよっぽどマシだ.That's カンニング.夕日が差したカーテンにソースコードが.
2004年07月27日
言語工学特論レポート提出
1日遅れ.
もう,計算機工学基礎の試験終了からずっとこれでしたよ.
長い英語を何十ページも読むのは疲れる.そして1000字単位の文章をぽんぽん書くのは疲れる.
自分には書くテンションというか書くエンジンってのがあって,そこにスイッチが入るとどざーっと冗長な文章を書きまくるんだが,書き始めるまでにえらく時間がかかる.スイッチ入るまでにやってることといったら,巡回サイトを5分おきに見に行くとか,無駄にタバコを吸いに行くとかそういう非生産的なことで,それでも時間だけは過ぎてくもんだから俺たちは3次元から抜け出せねえんだなあとぐだぐだうねうね.
だから課題は1日仕事.論文も1週間仕事(卒論は1ヶ月あったのに1週間で書きました).良くない.
もっとこまめに進むエンジンにならないものか.計画的に.
計画が立てられないんだ.何か始めるときに終わりの時間が想像できない.いつもダラっと始めて途中あれこれ挟んでダラっと終わるから,集中してこれをやると大体何時間かかるから何時までにはこれを済ませとこうみたいなことができない.
計画ってのは小さい〆切をいくつも作ることで,それを一つ一つ乗り越えていけば確実に終わるはずで,小さい〆切を少しずつオーバしていくことが最終的な納期の遅れになるはずなのに,そういう計画が作れないからいつも突貫工事でだーっとやって,終わってみて気がついたらこんな時間かー,そういやいつから始めたんだっけなー,思い返しても記憶がない.テンパらないとやらないんだから,やってるときは必ずテンパってて,テンパってるから記憶に残らない.で繰り返す.
人生の課題:細かい〆切を作る.時間の見積もりを立てる.
2004年07月23日
計算機工学基礎論,試験終了
オーラス1つ手前の講義で突如レポートから試験に変わった計算機工学基礎論.
いつものように前日の試験勉強.一日漬け.
Colom,Colom2ありがとう.(boro2さんは帰宅して独学)
で,一応終わりました.
何というか,ノート写すだけで唯一チェックしてなかったリストスケジューリングが問題で出て泣きそうになる.カンで答えました.
改良版Future File(FF)の問題が出る.ここは前日かなり確認してたところで,ある程度自信を持って答える.時間が余ったのと早起きして眠いので寝る.
退室後,確認してみる.スケジューリングは大丈夫そう.しかしFFは微妙.そういやフラッシュは例外が起きたときしかしないなあ.勝手にRegister File(RF)に移してFFの内容消しちゃったよ…….などと不安になる.
なんにせよこれで試験は終わり.さあ,遊ぶ……べなーい!
(明々後日に1つ,8月には3つ,レポートの〆切があります.いや,そもそも論文を書かねば)
2004年07月21日
ベンチャービジネス特論,ラスト
ちょっとしたまとめとアンケート書いて終了.
遠隔講義システムが独法化のあおりを食って今回で最期になりそうだという話は非常に残念.
今年(まで)のVB特論は一橋大,群馬大,宇都宮大,あと電通大の別教室にリアルタイム配信されていたのだが,このシステム,一回100万単位でお金が飛んでいくそうだ.前までは文部科学省管轄だったので国の予算だったのだが,独法化で負担が全部大学にまわってきたらしい.そこにきて一橋は受講者がいないから途中で逃げやがり,結局電通大がほとんど支払っていたのだそうだ.
前に尾内先生が見に来たときに,「こんな画質悪くて遅延があって,そんでこんなバカ高いのかよ」みたいなことをおっしゃっていたのだが,それでも遠隔講義自体は悪くなかったと思うので残念だ.VB特論のように毎回外部から違う人を呼んで講演してもらうみたいな内容に講義配信はうってつけだし.
I原から,電通大発のベンチャーでもっと安い配信システムやってるところがあると聞いたので,その旨を講義担当のSVBLにメールする.しかし,その配信システムを手がけた先生がSVBLの委員会にいることを知り,無駄なメールをしてしまったと恥ずかしくなる.その後「すでに検討中だけど,まあ心配ありがとう」という旨の返信をもらう.やったことは全くの無駄かもしれんが,意思表示は大事だと思うので後悔はしない.恥ずかしいけど.
VB特論2回目レポート提出
今回は何とか講義前に提出完了.
最後のまとめの講義に出る.講義全体の講評を聞いて,感想を書いておしまい.
3回目の課題は受講人数と採点の負担を考えて出すのをやめたとのこと.
安心したのが大きいけど,あの2回で評価されるのもなあ…….
2004年07月16日
言語処理系特論終わり.
がんばって前日と午前中に勉強したおかげでなんとかなった.
調子に乗って時間を気にせず書いてたら,最後に足りなくなって焦ったが.
勉強に参加させてくれたboro2,Colom,Colom2ありがとう.
そして坦さんお疲れさまでした.(今年で退官)
2004年07月14日
ベンチャービジネス特論11回目
うちの客員教授である竹内利明先生の話.
先生が手がけてる図書館との連携の話.
金儲けはどこか良くないものと教育されている日本への警鐘.ビジネス教育≠金儲け教育.
ベンチャーだろうが大企業だろうがメリットとデメリットはある.見極めを自分の目でしろ.
と,こんな感じの話でした.
2ヶ月前のことは言葉にしにくい.
2004年07月13日
ソフトウェア基礎特論、結局レポートにした。
恥ずかしいので内容は不問で。
あれはNP完全じゃないよなという気がふつふつとする。
M先輩からも違うんじゃない? って言われたし。
しかも試験を受けたboroさんの話だと、試験は結構簡単だったそうだ。やっぱり……。
まあ仕方がないのでboroさんはこれで優をとって自分は優未満だけど単位はくるってのが一番妥当かな。
直前まで試験の方がいいよなーと散々言ってた自分も納得するし。
ごめんなさい>1年生
最後のTAだったが,ソフトウェア基礎特論のレポート云々で結局徹夜.
気がついたらJEDで爆睡してた.
1年生じゃ質問しようにも起こす気にならんわなあ.
怠慢でした.申し訳ない.
メールの質問はどしどし受け付けてます.つってもココ見てねえか.
2004年07月12日
MM特論,ラスト
前回の評価実験のまとめ.
ほにゃららのみを使って,映像を要約するとこれくらい縮まって,
評価は人をいっぱい呼んで,見る前と見た後にテストをやって差分をとるというもの.
こうすることで主観的にならざるを得ない「有効な要約」という判断を定量的に行い,説得力を持たせている,と.
あと,情報工学に在籍しながらこの成績はまずかろうという尾内先生の講評で閉幕.
主観でしか判断できない評価基準を,どうやって説得力のある客観的なデータに落としこめるかというのは自分の研究に大いに関係がある.さて,自分はどうやるべきか.
最適化法の課題が出た.
「各自の研究の中で最適化問題と関連のあることを調べ,具体的に記述せよ(8/18まで)」
なんだ,解法とかをまたプログラムで実装する類だと思ったのに.拍子抜け.
でも逆に難しい.自分の研究で最適化問題必要なところあるかあ?
重み付けが今のところ経験とカンにしか頼ってないからなあ.
そこらへんを改善するときに必要になるか最適化.
2004年07月07日
特許セミナ2回目
特許に関するセミナの2回目.ぶちあけ,アイディアがあふれてるとか,特許を取ろうとか,そういうプランがないので前回のセミナで十分なのだが,出席点が出るので参加.出席点が足かせになってるような.
内容も,んまあ,特許の基礎知識.
しかし,聞くたびに特許はベンチャービジネス特論の思想と相容れないと思うのは自分だけなのだろうか.
曰く,会社で生まれた特許は職務発明だから会社のもので,例え電通大の学生が特許をとろうとしても研究の中で生まれたら大学と研究室の絡みがあるだろうし,そもそも申請のために30万円とか必要だから,お前ら一人で特許出せるなんて思うなよ,まあ出したかったらうちを通せ,あとで取り分の相談な,
とか,
曰く,中小企業が新機軸の製品出しても,でかいところは特許の量が違うから特許料がっぽり請求できるぜ,とか(まあ,その防衛策としてカウンター特許という,中小企業の持ってる特許を探して何とか大企業に払う特許料を減らすという手段があるという話だったが).
特許がそもそもそういう性質のものなのか,講師が(確か)元ソニーの特許管理部で,いかにもな飯の食い方をしてきたからなのかは分からないが.
なんか疲れた.結局,特許ビジネスがこれからの主流で,大企業が安泰なのかな.
ベンチャービジネス特論10回目
資源エネルギー庁から燃料電池を手がけている方の話.
テーマはモジュール化と技術ロードマップ.
モジュール化とは,全体を小さな単位(モジュール)に区切ってそれぞれが自由に動けるようにすることで,先端技術をスピーディに利用できる方法.まあ大規模なシステムを細かく切り分けるというのはわかるのだが,分断されたモジュールであっても相互をつなげなければダメなわけで,そのつなげ方はどうすればいいのだろうか.最も効率のよい,コストの少ないつなげ方というのがモジュール化の肝だと思うが,あまりそこまでは突っ込んでくれず.
技術ロードマップは現在の技術がここまでで,この先ある時期に達するまではここまで実現可能であるという見通し.見通しであると同時に,見通しに従って開発していくのだから予定(〆切)表でもある.このロードマップを自分たちの技術開発でも積極的に作り,また他のロードマップを敏感にチェックすることで,何が必要で何がビジネスになるかを見抜くことができるのだ,それなのに日本の技術系大手は自社のロードマップ作成に全然取り組んでいない,Intelとかのロードマップには対外用と極秘の社内用があるっていうのに,早く作れよ日本企業.という話だった.
ここまでだと,先端技術は大事だよ.という話だったのに,最後の最後で最先端技術だからビジネスになるというわけではないという話も出てがっくし.結局,どんな先端技術が必要で,ビジネスになるのかを見通すことが大事という当たり前の結論に行き着くわけで,納得も出来るのだが.うーん.つぶしのきかない研究稼業.お前のやってる研究に,ニーズがなければお払い箱よ.お前の半生無駄でした.となりそうで怖い.世の中ビジネスが全てか,と吠えたくもなる.負け犬の遠吠えか?
しかし質疑応答のとき,この特論を手がける先生から「でも研究者というのは自分の好きな分野でけっこうわがままにやってしまっている.これではまずいのですかねえ」ということを仰っていたので,この不安は自分だけのものではなさそうだ.その問いかけの答えで「日本の大学の教授はけっこう欧米のベンチャーキャピタリストのアドバイザに"気づかないうちに"なってしまっている.」という話が出て驚いた.「VCが投資先を決める前に,投資先のベンチャーが持っている技術がどれくらい先端にあるのかを,日本の研究者に確かめている」そうだ.ああなんだ,日本の研究者は信頼されているんだ,とちょっと嬉しく安心.まあ"気づかないうちに"というところで,お人好しとせずに,間抜けと切り捨ててしまう感覚が必要なんだろうけど.
2004年07月06日
ソフトウェア基礎特論
試験が一週間後の7/13に決まりましたが,レポートか試験か選べとのこと.
みなレポートを選んでいるのだが,どうも自分には書けそうにない.一縷の望みをかけて試験に挑もうと考えている.レポートの〆切も7/13だし,一週間悩み続けるよりは90分間死んでるほうがマシだ.なのかな…….
TA(Pascal演習)
尾内先生の講義パートも終わり,JEDでPascalの課題をする日(出席は自由).
前回までは講義を途中抜けした(してもよい)学生しかいなかったが,今回はほぼ満席.意外.全然来ないと思ってた.
質問はまあまあ来る.なかなか初めてのプログラミングということで興味深い失敗例が出てくる.なるほど,こういうこともやるのか.と,嫌味に聞こえるな.自分だってそんなに変わりないんだけどね.
メモに残してるので,まあ気が向いたらケーススタディとして載せるかも.名前なんてチェックできてないから1年生は気にしないように.
2004年07月05日
評価実験
マルチメディアコンピューティング特論は外部の方を招いてちょっとした実験.
内容はとりあえず控えておくが,しまった,ちょっと寝ちゃった…….
うわあ,データに影響出るかなあ…….
しかしコンピュータの基礎知識があまりにないことに自分でイヤになる.
何も資格持ってないし,手に職がない.困るだろうなあ.
2004年06月28日
課題から解放されました(最適化法)
前回の続き.
最適化法は月曜の早朝,1限開始前にレポート完成させることができました.徹夜したけどな.
グラフはgnuplotなんてイかしたもの使えないので,Excelで.理系にあるまじき態度.まあ,Excelの等高線グラフで3次元のグラフ(f(x,y))も書けるようになったし,良しとしよう.
金曜夜からの長い闘いが終わった.家で寝てませんもの.
今! 俺を縛るものは何一つ……研究以外何もない!
2004年06月27日
ああ勘違い.Hesse行列
昨日からずっと最適化法の課題だけをやっている.
Newton法のコーディングが一通り終わったのだが,一向にちゃんとした解を出さない.とりあえずということで作った最急降下法のほうがよっぽどちゃんとしている.最適解近くに初期値を設定しないと正しく収束しないのはNewton法の特徴なのだが,最急降下法で求まった最適解にかなり近い初期値(差が絶対値で1.0未満)を与えてるのに収束しない.なーんでだー.と,土曜からずっと悩む.研究室に泊り込んで悩む.クイズサークルの例会があったのに休んで悩む.
そして,埒が開かないのでいったん家に帰って晩飯を喰う.そしてつらつらとネットでNewton法に関する記事を探す.
重大な勘違い発見.Hf(x)ってそれ全部で「f(x)のHesse行列」を意味してたのね.てことはHf(x)^-1ってHesse行列の逆行列ですか.……今まで「Hesse行列×(1/f(x))」やってた! 俺のバカー! そりゃ出てくるNewton方向がえらく小さくて一向に最適解に向かわないわけだ.
如何に講義で寝てるかってのがわかりますな.あー,阿呆だ俺は.
というわけでプログラムを直すとちゃんと動きました.追い込み!
2004年06月26日
最適化法特論の課題
最適化法特論の課題に取り組む.
内容はある二次関数(これは教科書に書いてある特定の数式)を最急降下法,Newton法,直線探索付きNewton法,準Newton法(Hesse行列の近似にはBFGS公式を用いる)について最適解を求めるプログラムの作成と,x0,x1の値の収束をグラフにプロットするというもの.
MATLABなら楽に作れるそうだが,Windows環境で計算系でないうちの研究室にはそんな便利な開発環境はないし,文法にも慣れてない.なので,Javaでがんばろうと決意.取りかかってみる.
……けっこう手ごわい.〆切は来週月曜3限.間に合うか?
2週間前から出てたのに今頃取りかかってるんだから自業自得なんだけどさ.
2004年06月23日
ベンチャービジネス特論9回目
インターンシップをテーマにした話.インターンシップ斡旋機関の方と,声優みたいな名前のコミュニティ系ベンチャーの社長さんとカウンセリング系ベンチャーの社長さん.
大学の斡旋するインターンシップは夏休みの1,2ヶ月を利用して,ちょっと下っ端で研修まがいのことを給料も無しでひいこら言いながらやる,というイメージだったが,ここで話されるインターンは趣きが全く異なっていた.期間からして半年〜1年と長期.みんな休学してやるらしい.そして仕事もいきなりプロジェクトリーダを任されるなど中心になってバリバリやらなければならないそうだ.その分,やりがいは十分あるようで,そのまま就職していく人も少なくないらしい.
どうも聞いた感じでは,そのインターンシップに参加するのは文系の1〜3年生が多そうであった.この講義を受けるような大学院生がいきなり半年〜1年休んでインターンに参加しろというのも酷な話だと思う.俺の研究なんて半年休んだら外に先を越されてしまう.つい最近それを実感したばかりだ.
プログラミングスキルがなくてもインターンの間にメキメキ上達して開発のトップにいるよ,文系理系関係なくみんなスキルはつくよ,みたいな事例を紹介されていくたびに,この情報工学という分野が酷く浅く,また自分の足場が酷く脆くなっていくように感じてしまった.友人は自身の日記でえらく憤慨していたが,これも一つの事実なのだと思う.
最先端技術でなくてもビジネスはできる.情報工学,特にアプリケーション,インターネットはメディアを新たに作り出す分野であり,メディアはメッセージだ.メッセージを読み取ることにかけては今は文系が優勢だ.文系の若手の方が扱いやすいだろうし,実際仕事もできるのだろう.そのような現状に異論はないが,不満はある.彼らにだけ甘い汁をすすらせておくのはちょっと面白くない.(というのがマルチメディアコンピューティング特論前半部のメイントピックの一つだった)
流れに敏感でありたい.
2004年06月16日
ベンチャービジネス特論8回目
マイクロソフトプロダクトデベロップメントリミテッド,という形態素解析しにくそうなところの取締役(プレジデント)の藤井さん.尾内先生の知己ということで先生も講義を聴きに来る.開始前,先生が自分と同僚を藤井さんに紹介してくれる.そこでの会話.
尾内「そちらの会社はこの頭(モヒ)はどうですか?」
藤井「いや,うちは髪型では判断してないんで大丈夫ですよ」
尾内「おお,やったじゃんSIB. 受けてみろよ」
藤井「……と僕は思いますよ」
ナイス建前.
いや,俺もこの髪型で受かる気なんて毛頭ないって.←髪型だけに.書いてて思った.
講義タイトルは,『ソフトウェアベンチャービジネスのすすめ』.ソフトウェア開発は自分に直結する内容で,ちゃんと聴く.
内容についてはソフトウェア開発の基本がほとんど.
その中でも顧客に見せる"Prototype"は大事であり,特にそれはプログラム以外,例えばFlashやPowerPointで作ること,という話が参考になる.Prototypeとは,つまりは複数のスクリーンショットで作られたストーリーボードと捉えていいだろう.Prototypeを顧客に見せることで使用感をイメージさせる.そこから新たな要望,顧客が気づいていなかった悩みを引き出すことができる.また,顧客だけでなく,開発スタッフ間のイメージを共有する点でもPrototypeは有効である.
確かにプログラムが何もできてなくてもスクリーンショットだけは必要だ.できてみないと分からない,で作ってみて先生に見せてみたら先生のイメージと全然違ってたという事例は研究室を見渡しても結構ある気がする.そしてイメージの違いは求める機能の違いでもあり,作り直しにつながる.致命的だ.
そんな話の最後にマイクロソフトのビデオが流れた.ああ,これがPrototypeの実例なんだな,と思う.高校生とかの時分にはこういうビデオを見ると「いや,こんなの絶対無理だろ.現実的じゃないなあ」なんて鼻で笑ってたりもしたのだが,無理なのは当然だ.できるものじゃないくて目指すものなんだから.
他にもいろいろソフトウェア開発について話して終わり.
まあ面白かったのだが,「ベンチャーに関すること」という印象は薄かった.もっと実体験たっぷりに話してくれれば面白かっただろうなあ.
例えば,最後の質疑応答で「失敗したことがあるとおっしゃったが具体的な事例を」という質問に対して,「ソフトのリコールをする羽目になり,本社でビル・ゲイツに怒られた」と答えていたが,その話,もうちょっと面白いディテールがあるらしい.その時ゲイツの手元にはアメリカンサイズのコーラ,それも半分以上残ったものがあったらしいのだが,それを投げつけられたんだそうだ.ゲイツおっかねぇ.まさしくゲイツちゃんじゃないか.
そこらへんの話をして,学生を引き込めればもっとよかったんじゃないかなあ.結局ベンチャーがケースバイケースなんだったらその具体的なケースをたくさん蓄積することが有効なんじゃないだろうか.
ゲイツコーラ事件の顛末を教えてくれた人曰く,「藤井さんは真面目だからさあ.はったりできないんだよ」とのことだが.
(さて,顛末を教えてくれたのは誰でしょう? 難易度★)
2004年06月15日
TA(Pascalガシガシ)
コンピュータリテラシは前回のLaTeXで終了.
今回からは基礎プログラミングの一貫としてPascalの講義と演習.なんで今頃Pascal? とか言う奴はあとでじっくり語り合おう(そしてその時は固い握手を交わそうではないか).
教官もあんちゃんから尾内先生に変わる.前回までは講義時間中に学生の質問に答えてれば何とかなったが,今回からはプログラミングになるし,先生制作の講義資料も結構枚数あるし,採点も完全にTAの担当になるし,Pascal忘れてるし,気合を入れないとTAとして役に立たない.
TAは演習担当なので,JEDで講義の終わった学生を待つ.講義資料は校正からやらされたので内容は大体頭に入ってるが,実際の課題を解いてはいないので,TAの時間中ずっとPascalを書いていた.
感覚をだいぶ忘れているものの,着実に進む.しかしTAの時間にできたのは第1回の課題だけだった.夜,第2回と第3回の課題に取り組む.TAのくせに全部の課題やるのに半日かかってる,ダメだな〜.
自分のスキルがヘタレなのが理由の大半だけど,それにしても骨のある課題だと思う.これまでのリテラシとは大違いで,甘く見てると怪我をする.VBとかC++とかでバリバリ書いていたという1年生も油断は禁物だ.相手はPascalだぜ.染み付いた文法はむしろ邪魔になるかもよ.と,読んじゃいないだろうけどアドバイス.
2004年06月09日
ベンチャービジネス特論7回目
これまでは弁理士さんとか大学教授さんとか,ベンチャービジネスの概論や色々な角度から見た話だったが,今回からはベンチャービジネスを実際にやっている人,ということで30年間色々とベンチャービジネスをやってきた(つまり1970年にはベンチャービジネスは生まれていたということだ)社長の方がいらっしゃった.大企業のM&AへのアンチとしてN&A(ネットワーク&アライアンス)を打ち出している(これで調べればたどり着けます).声とか体格が萩原健太に似ている.
印象に残ったことを一つずつ書き出します.まとめて一つの文章にはできないわ.
VB≠研究開発型企業,VB=問題解決型企業であり,既存のバラバラで使えなかった技術を横につなげて使えるようにしただけでもそれはベンチャーだ,というのに驚いた.そうなのか.そうだよな.
アメリカに行って,アメリカの多様性を前提とした価値観に深く感銘を受けていながら,アメリカの弱肉強食(勝ち組負け組)的な考え方,IPOとか経営戦略とかそういう考え方が嫌いだ,というのにまた驚いた(「戦略って,誰と戦うの? 客は敵なの?」).アメリカ的弱肉強食でも日本的ムラ社会でも,「努力が報われる」ということが保証されればどちらでも構わないのだ,と.
50人が1社,同じ目的に向かって進むのと,5人が10社,ネットワークを組んで進んでいくのでは圧倒的に5×10の方が強い.と胸を張って言う.実績もあるから言えるんだろう.
ITを薦めるビジネスマンはどこへ行っても同じ説明,同じ方法のセールス一辺倒(「このソリューションを使えば……」).馬鹿か.相手の顔色を見ろ.その相手の抱えている問題を知れ.つまりはコミュニケーションの原点を忘れるなということ.
最も衝撃を受けたのは最後の一言,
「“好きだ,共感できる”と思われるのはもちろん,“嫌いだけど,苦手だけど,信用できる”と思われるような,ただし絶対に後ろ指は指されないような,そういうビジネスマンを目指せ.」
ガツンときた.まずは自分を変えなければならないと思った.自分は「嫌い,苦手」で人の評価を完結させてしまうからだ.「嫌いだけど」の「だけど」が存在せず,「嫌いだから」になってしまうところが往々にしてある.それで何人かは関係を破綻させたことがある.
自分が信用されるためには,まず自分がそう思えなければならない.「こいつは苦手“だけど”信用できる」と.
今の自分を省みる.
多分このままだと誰の手も差し伸べられず,一人で野垂れ死ぬ羽目になるんだろうな.
2004年06月08日
TA(LaTeXの勉強)
コンピュータリテラシのTA.今日はLaTeX.
自分はLaTeXを1年のコンピュータリテラシでしか触ったことがないという理系学生にあるまじき人間である.だって尾内研Windowsバリバリなんだもの.困らなかったんだもの.
前日,「おまえらも予習してこい」とあんちゃんから演習用の資料を渡される.
家に帰って,資料を読みながらちゃかちゃかと1年と同じ課題をやってみる.
正確な時間は分からないがソース自体は10分くらいで書けたと思う.
しかし家もWindowsなのでtexのコンパイルができない.W32TeXの最小インストール分を入れてみるが色々足りないみたく動いてくれない.めんどくさくなったのでメール直張りでJEDに送る.あっちでコンパイルすればいいや.
TA当日.30分前に来て家から送ったメールの中身をemacsにコピー&ペーストしてtexファイルを作成.そしてコンパイル.コンパイルは通ったものの,色々表示が正しくないところがあるので直していたらリテラシが始まってしまった.見回りをしながらちょっとずつ修正していき,演習の時間になる前には完成した.こんな体たらくでバイト代もらっちゃってごめんなさいね.
LaTeXは確かに綺麗で使いやすい.Wordは一個直すとあちこちずれたり(表の幅とか),数式エディタは目と肩に悪い(ウィンドウが切替時にいちいちガタンガタンするし,下付き文字の入力領域はWYSIWYGのせいでえらくちっちゃくなるし,入力箇所,数学記号の切替にマウスは必須でしかもまたコレが精度を要するし)し.WYSIWYGは大きいけどなあWord.
図を貼る頃に壁にぶち当たるのだろうけど(LaTeXは図の貼り付けが苦手だそうで,意図したところに表示されなくて泣くらしい).
というわけで,先のW32TeXを研究室のPCに入れました.最小だけじゃなくて標準,フルの分も全部入れないとダメだったのね.
追記
しかし,今回LaTeXの便利さよりも自分の中で驚いたことがある.TAとして4年ぶりくらいにLaTeXを使ったわけで,レベル的には1年生のときとほぼ同じだと思うのだけど,なんというか,問題への「慣れ」というのが格段に違っている感じがしたのだ.
多分,資料を見るスピードとかアタリの付け方とかGoogleでの検索能力とかそこら辺なんだろうな.タイピングスピードはあんまり変わってないし(高校のときからPC触ってるしクイズで文章はやたら打ち込んでる).
あと,それまでにやってきたプログラミングとかちょっとしたhtmlとかJEDでのUNIXとかそういうところの経験によるところが大きいんだろうな.対象がTeXに変わってもプログラミング言語の一つなんだからって感じであまり厄介だとは思わなかったというか.
まあ数多の学生に比べれば全然ヘタレなんですが.ちょっと嬉しかった.
2004年06月02日
ベンチャービジネス特論6回目
ビジネスプランの話.日本語に訳すと事業計画だが銀行に出す融資の申請書みたいな意味あいになってしまうのであえてカタカナのまま呼ぶのだという.
んー今日はなんかいつにもまして抽象的な話だったなあ.
ビジネスプランの書き方は,概要を最初の1ページにまとめて書くとか,経歴とかはどうでもいいから伝えたいことを書くとか,モノをすすめるのではなくそれで何ができるのかとか,伝えるべきことを間違えるなということを.まあ,研究発表でもやってるわな.
根拠の作り方やアンケートのとり方についての話はちょっと面白かった.明確な客観的事実が見つからなかったら,みんなが「ああ,そりゃそうだろうな」と思うところに落ちるということを示せれば自分でリサーチしたデータでも何とかなるとか,アンケートは「〜したいですか?」って訊くとみんな「はい」って答えちゃうし,「〜したことはありますか?」と事実を確認する形式にしないといけないとかそういうところ.
まとめが思いつかないのでこれでおしまい.
2004年05月25日
今日も今日とてTA
遅刻もせず,TAを黙々とこなしている.
リテラシが終わるまでにはここでJEDの計算機の(まあLinux全般だと思うけど)Tipsみたいなものを紹介する記事を書いておきたいところ.小手先だからリテラシで教えないんだけど,覚えとくと3年の課題まで使い続けるだろうなってことを.
2004年05月24日
とうとう、の月曜
MC特論のレポートができずに朝4時までひぃひぃ言って、それでいて何となく気分が乗らずにだらだらとして、とりあえずは明日の1限のために寝るかと寝てみたら午前9時15分。
(15分+登校準備にかかる時間)だからせいぜい30分(結構大きいが)の遅刻なのに、寝坊したときは一気に血圧が跳ね上がって覚醒するはずなのに、もういいや、あとでノート借りよう、と寝てしまう。
とうとう来たかという感じの怠け癖。学期始めは真面目に、だんだん怠惰にというのは誰にだってあるパターン。まっさらのノートに書く文字が段々いい加減になっていくのと同じ。
で、二度寝の起床は午前11時。2限もあるのに何してんのさ。で、1限と同じ思考でまた眠る。結局正午に起きて大学へ向かう。
3限、最適化法特論の宿題をちゃっとやって(諦めて)出席。それからMC特論のレポートをカーナビの進化に慌て驚きながらなんとか仕上げる。そして出席、そして提出。とにかくこれでMC特論のレポートは終わり。以降の講義でもレポートは出ないということ。長い上り坂を乗り切ったということか。
講義自体は先生のノートがノートンによってイカレてしまったのでスライドが無く、ちょっとやって終了。
とうとう怠惰が義務感を上回り、とうとう毎週のレポート地獄から抜け出した月曜だった。
と思ったら、2限のアルゴリズム基礎論で課題が出てる。6/7提出。
色白は 七難去って また七難。
2004年05月20日
言語処理系特論課題
明日までの課題.ひいひい言いながらやる.
講義中ほとんど寝てたから取っ掛かりがつかめないんだよう.自業自得.
午後10時,何とか完成直前までこぎつける.
バイト代わってもらえて本当に良かった.さあ風呂風呂!
2004年05月19日
ベンチャービジネス特論3&4回目
「ベンチャー資本論」と称した2回連続の講義.講師は早稲田大学のVCの社長さん.
初回の講義では,簿記ができないなら起業するなとか,不渡りを2回出したら倒産とか,一回倒産させた社長は日本において拾う者はないので朽ちていくのみとか,1970年頃には日本でベンチャーという言葉が使われていたとか,日本でベンチャーキャピタルが生まれたのは銀行がバブルでだぶついたお金の処理に困ったからだとか,今までの講義とはうってかわって夢のない現実的な話で勉強になったが,二回目は結構モラルとか経営者の資質とか漠然とした話が混ざってきてしまいちょっと残念だった.もっと徹底的に打ち砕くような話でも良かったと思う.
結論としては,日本でベンチャーやるにしてもキャピタルもエンジェルもいないから,まずは金持ちになってお前らがエンジェルになれ,ということだと解釈した.一度倒産させたら人生が終わったり,株価の最低ラインがバカ高だったり(1株5万円という縛りが外れても値を下げられない雰囲気があるらしい),とにかくベンチャーに適していない環境を何とかしなければならないと.でもどうせ今の世間が変えてくれるわけないんだから自分らの代で変えるしかなかろうと.
2004年05月17日
悠々の月曜
毎回毎回必死になる月曜だが今日は違った.
まず最適化法特論が休講.宿題は来週なのである.
そしてMC特論も今日提出のレポートは無し.講義だけ聴く.
つまりは今週ちゃんとしないとまた来週地獄を見るということなんだが.
2004年05月10日
緊迫の月曜
レポート〆切を三つ抱えたまま,月曜がやってきた.
前日は夜通し研究室でMC特論のレポート執筆.
1限:言語工学特論出席.しかし寝落ち.
2限:アルゴリズム基礎論.欠席してレポートに専念.MC特論のレポート片方完成.
昼休み:最適化法特論のレポート完成.
3限:最適化法特論.レポートは提出した.でもほとんど寝落ち.宿題がまた出た! でも来週は休講.
4限:なし.MC特論のもう片方をなんとか片付ける.言葉足らずだが仕方が無い.
5限:マルチメディアコンピューティング特論(MC特論):レポート提出.片方の課題は全員が前に出て発表させられる.俺のとかぶっているものやはり多し.I原はすげえと思った.
終了!
何とかレポートは出し切った.
銭湯入っておやすみなさい.ああ,かれこれ4日ぶりに布団敷いて寝たよ(間にxyz=1会議を挟むがアレは布団を敷かずに雑魚寝)……orz……違った……zzz…….
2004年05月08日
論理的構築力の欠如
予定……5/8 xyz問題集会議
実際……5/8 昼までxyz問題集会議.研究室で夜レポート書き.
会議を終えて2人を送り出す.
部屋の片付けと適当な食事をして,研究室へ.
いい加減ここでちゃんと書けてないととても間に合わない.
マルチメディアコンピューティング特論(MC特論)のレポート課題4で書きあぐねる.
Aという結論にするか,Bという結論にするか.
それによって筋道立ての順序が変わり,しかも筋道の中で相互に絡み合ってる部分や矛盾点があり,筋の通った論が作れない.
んがー.んむー.と悩んで,書いて,カット&ペーストして,メモして.
こればっかりに固執してるわけにもいかんのだ.MC特論はもう一個課題があって(レポート課題3),一応案はいくつかあるのだが,問題を厳密に考えると,これだと点数が低いような気がしてならない.他にも最適化法特論のレポートもさっぱり思いつかない.日常生活で連続して非線形な関数に落とし込める事象ってなんだろうか…….
結局,研究室で寝落ちる.明日は特快なのに.
2004年04月27日
コンピュータリテラシ2回目(TA)
ちょっと迂闊なことを教えてしまった,やってしまったかな,と後悔する.
とりあえず,ガイダンスでT先生が話していたネットワーク利用の倫理
できることと,やっていいことは違う
を,自分でも守ることができてなかったのだな,と反省.
これを読んで心当たりのある方たちは,セキュリティ論に行くのもいいが,この考え方を念頭に置いていてほしいと思う.自分が発端になった故に責任を感じるので,せめてものお願いです.
追記
時系列を見るに,一応,自分が発端になったわけではなかったことが分かった.
しかし,自分のやったことも教えたことも事実としてあるので,上の文章は残しておきます.
自戒を込めて.
2004年04月26日
苛烈な月曜
またしてもMC特論のレポートを書いていなかった体たらく.
各講義に出ながら必死で書き上げる.
途中尾内先生に書いているところを見られ,
「今から書いてるようなレポートじゃ評価は低いな」
と宣告される.仕方ない.自分の怠惰が悪いんだ.
とにかくもレポートを書き上げて提出する.次はちゃんと時間をとって書こう.
ホントに.これは自分の生活態度の根幹に関わる.
2004年04月21日
ベンチャービジネス特論2回目
企画発表会で,尾内研の先輩の発表を全て見てたので若干遅刻した.
今回は一橋の教授.
テクノロジーだけではダメで,それをどのように活かすかのソリューションが必要という話.
いわく,ベトナムであんなに日本製バイクを売っているのに,なぜ安全な交通システムを売らないのか.
いわく,中国で車を売って公害を増やしているのに,低公害システムを売らないのか.
尾内先生のマルチメディアコンピューティング特論と内容がかぶる.テクノロジーをマクルーハン的メディアとして注視して,そこに隠されているメッセージを読み取る能力を,技術者も備えようじゃないか.このままだといつまでたっても文系に(というかメッセージを読む奴らに)美味い汁吸われるだけだぞ.と.
理系文系関係なく,これからはソリューションまで想像する能力が必要になる.
テクノロジーの使い道を決定するのは大衆であって技術者の誘導はたいてい無駄になる,とは尾内先生の弁ではあるが.
2004年04月20日
コンピュータリテラシ
TAのバイト.
プリントを配って,JEDに行って,質問を聞く.
JEDからのWEB履修登録がうまくいかず,
「あー,あっちのサーバが死んでるんだろうね.よえー」
などと吹いていたらブラウザの設定が悪かっただけの話だった.
恥ずかしい.明確な論拠もなく他人をこき下ろすと後で痛い目に会うという良い例.こういうのは一番嫌いなのに.
いや,論拠があってもこき下ろすのは良くないですけど.批判と非難の区別は難しい.
陰口叩いて溜飲をさげとる奴らや
徒党を組んで安心しとる奴らや
ZAZEN BOYS 『自問自答』
2004年04月19日
怒涛の月曜
特快明けの月曜日.
月曜は1,2,3,5限(言語工学特論,ソフトウェア基礎特論,最適化法特論,マルチメディアコンピューティング特論(MC特論))の上に,MC特論で毎回レポート(提出期限は講義の開始時)を出されるという過密スケジュール.
MC特論は尾内先生の講義のため,外せない.
にも関わらず,レポートをあろうことかサボっていたので,怒涛の勢いで書き上げる.
1限はちょっとした事情で早く終わったので,残りを利用して書く.図書館で資料を借りる.
2限は普通に出る.昼休みはパンをもそもそ食べながら書く.
3限も普通に出る.そして4限の間中書き続ける.
なんとか1200文字以上のものができた.ギリギリセーフ.
そして今日はバイト早番なのでした.18時から.
へろへろへろ.
2004年04月16日
TA開始
コンピュータリテラシのTA勤務が始まった.
第1回は新入生研修の一貫としてログインとパスワード変更.
しかし,久しぶりのJED,久しぶりのUNIXマシン,久しぶりのHappy Hacking.
勉強しなおさないと,立派にTAとして振舞えないかも.
実際,対応できない質問があったし.
金を貰っている以上は真剣に取り組まねばなりませんね.
河野先生から髪型を指摘され,突っ込まれ,褒められる.
大学という組織の云々,教授会議の云々を話す.
独立行政法人になった今,何とかせないかんのでは,とは思っていたが,たった今,
しかし,私立大学でもあんまり状況は変わらんのではないか,と.
筒井康隆『文学部唯野教授』を思い返しつつ,ふと.
2004年04月14日
ベンチャービジネス特論1回目
日本のベンチャーキャピタルを運営する方の話.
経済の仕組み(事業には資本が必要で,資本の調達方法として株式が生まれて,株主を納得させて資本を調達するためには事業計画が必要で,利益の分配のためには信頼できる決算が必要で,そのために監査が必要で.)とか,事業には準備期間がいるのだから,収益曲線は遅れて推移し,始めは絶対赤字になる.そこに必要なのが投資であるとか,銀行の融資と違うのは,融資は担保を必要として何があっても返さなければならないが,投資は投資家の判断で行うもので,回収ではなく利益の分配であって,赤字になっても潰れても借金にはならない(そのために綿密な事業計画で投資家を引き込まなければならないのだが),とか.
こんなことをなんで義務教育から教えないんだろう.と嘆いていた.確かに,と思う.
いろいろと刺激になった.ベンチャーを始めようとか直接的なものではなく,社会人として.
「なんかありきたりで,刺激になんかならなかった」という友人もいた.
自分に必要なのはこういったシニカルさだな,と思った.
シニカルを自分のものにできないのなら,そういうパートナーを獲得すればいいのである.
人脈を作らないと,ほっぽり出されたときにのたれ死ぬだろう.